季節がひと月ずつ前倒しかのように、
5月は雨ばかり、6月梅雨明けで、本当に「水無月」に!!
まだ6月なのに、7月末、夏休みが始まりそうな気分です(^^;
急な暑さにカラダがついていかない、という人も多いですが、
こういう時こそ冷たい飲食に気を付けて!!
胃腸で食べ物を消化吸収するには、消化酵素が働く37-38℃が必要。
ですが、冷蔵庫から出したばかりの飲み物の温度は7-8℃!
のどには美味しい!
けれど、胃には美味しくない・・・
冷たすぎて胃の動きが鈍くなり、すぐには吸収できず、おなかがちゃぽちゃぽ。
吸収できないから、渇きが癒えず、さらに冷たいものを飲み、
気づいたらなんだかだるくて調子が出ない・・
いわゆる夏バテ、ですね。
先日NHKのあさイチでも、
自覚しない隠れ冷えによる疲れやだるさ、肩こり、便秘を
温かい飲み物と漢方薬で改善した例や、
エネルギー(気)不足によるひどい肩こりを漢方と手抜き家事(!)で改善した例
が取り上げられていました。
冷たい飲食物は長期にわたると、見事に体をむしばみます!
お子さんも同様です。
子どもは喉が渇けば常温でも美味しくゴクゴク飲みます。
冷たいものが美味しいだろうと思うのは大人だけ!
小さいうちから冷たいものを常飲常食するクセをつけてしまうと、
胃腸が弱い子、なんだかダラダラしている子を作ってしまいますので、注意!
そして、「夏バテ防止に手抜き家事」、私も疲れた患者さんによくおススメします。
女性は、毎月の月経、出産前後や更年期、一生を通してホルモンの変動が激しく、
その変動に伴う心身状態の変化を調節しようと無意識にエネルギーを使います。
これだけ気温湿度の変動が激しい季節はなおさらです。
「無理はしていない、いつものこと」本人は無意識、でも、身体はもうムリ~!!
と悲鳴を上げた結果が、肩こり、だるさ、しんどさ。
マジメに頑張る方ほど悪化するので、
栄養が偏らない程度に買ったお惣菜や冷凍のストックを使う、
明日できることは明日に回す、など完璧を求めすぎないようにしましょう。
疲れを感じているのに、頑張って運動するのは火に油!
まずは快適に寝る時間を確保が最優先です。
番組内で、面白く分かりやすいチャートを出してくれていましたので、
ご紹介します。
さらには、神奈川県が推奨しているタイプ別、栄養指導、食べ物一覧も。
すっぽん、あわび、五味子、なんて家庭では絶対に食べないものも載っていますが、
鶏もも肉やもち米は気を補って体を温める食材に分類されていたり、
先日無性に食べたくなって大量のパセリを投入して焼いた塩ケーキは
血を補い、気を流すものだったのねー、
など、発見が多くて面白いです。
夏の暑さで何を作るのもイヤになったり、
食材がワンパターンになったりしがちですが、
こういう表を眺めながら、
「最近イライラしているから、カブを紫蘇で和えてサラダにしようかな」など
色々楽しんで工夫してみてください(^^)
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